5心を尽くして主に拠り頼め。
自分の悟りに頼るな。
6あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。
主があなたの進む道をまっすぐにされる。(箴言3章5-6節, 新改訳2017)
10月30日の『主とともに過ごす、365日の心の黙想ガイド』の記述の中で、デニス・キンロー博士は、アフリカで宣教師のパイロットと小型飛行機に乗っていたときの話を紹介しています。そのパイロットは、飛行機には大きさに関係なく、必ず不可欠な計器が2つあると語りました。それは「コンパス」と「水平線(ホライズン)」です。
コンパスがなんたるかは知っていたので、キンロー博士は水平線について尋ねました。パイロットは黒い線が横に走っているダイアルを指さしました。その線の両端はオレンジで、その他のどの線よりも太かったのです。
機体が分厚い雲に入ると、パイロットには周りの雲以外何も見えなくなります。パイロットは言いました。「この計器が自分が上を向いているのか下を向いているのか教えてくれます。自分の外に基準が必要なんです。コンパスは進む方向を示してくれ、水平線が上下を教えてくれます。」この二つの計器が、パイロットの飛行計画に沿って、進行方向を保ってくれるのです。
私は長年の友達であるUPSの元パイロットであるアーブ・メットカフに聞いてみました。自分がひっくり返っている時に、どうして何かおかしいと感じないことがあるのだろう。アーブはこう言いました。「パイロットが雲や嵐の中を飛行する時、基準とする水平線が見えない。もし機体が制御された状態で、ゆっくりと回転するかあるいは背面飛行になると、遠心力により、パイロットは座席に押しつけられる。それにより、重力の変化を感じなくなり、座席が “下“であると思ってしまう。もしパイロットが水平計器を正しく読まなかったり、その計器が壊れていたら、まっすぐ水平に飛んでいると思い込んでしまうだろう。」
神様は私たちにバランスを保つように、よく連携して働く器官を備えてくださいました。前庭系、目、筋肉と関節です。
前庭器は内耳にあります。(下の図参照)。 内耳にある前庭器は、5つの器官を指します。
・三つの三半規管
・二つの耳石器
3つの半規管は内耳にある管で、頭部の回転運動を感知します。
・上半規管:上下の頭の動きを感知する(Yesとうなずくとき)
・水平半規管:左右の頭の動きを感知する (Noと頭を降るとき)
・後半規官:頭を左右に傾ける動きを感知する(肩に向かって頭を傾けるとき)
二つの耳石器は、直線的な動きを感知します(重量と関係する動き)
・卵形嚢:水平方向の動きを感知する(前後の動き。動いている車にいるときのように)
・球形嚢:垂直方向の動きを感知する(上下の動き、エレベーターに乗っているときのように)
5つの前庭器官は、内リンパと呼ばれる液体と非常に小さな有毛細胞という感覚受容器を含んでいます。頭を動かすと、内リンパ液が移動し、有毛細胞が曲げられたり変位したりします。その結果、有毛細胞はその動きの感覚情報を、前庭神経を通して脳へ送るのです。
前庭系システムはそれ単体で働くわけではありません。それは地上での動きのため、設計されているのです。水平線を見ずして、脳は重力とその他の加速度を区別できません。筋肉と関節の感覚受容器も、脳に信号を送ります。したがって、バランスは前庭系システム、目、そして筋肉と関節が連動することで保たれるのです。

機体にパイロットが真の水平線を把握するための計器があるように、そして私たちの身体のバランスを保つために耳に複数の器官が備えられているように、神様はその導きを求める人に霊的なバランスを与えてくださいます。
私たちの人生が、追い風にとらわれた飛行機よりも、速く回転していうように感じる時、私たちは神様の究極的な善と、神様が与えようとしておられる愛に満ちた配慮を思い起こさせるものへ目を向けることができる。神様は、聖書において御言葉を、私たちの心に宿る聖霊においてその存在を、さらにご自身の創造物とキリストに従う人々との交わりを通して、愛の証明を、それぞれ与えてくださっているのです。神様の声は、私たちの好きな音楽の中に、美しい絵画の中に、そして友人たちと分かち合う笑いの中にも響いているのです。神様はこの世界を、美しさと真理と善で満たしてくださった。だからこそ、私たちは真の水平線である神様に目を向け、バランスを保つ助けとしていきましょう。
詩篇 119章105節
105あなたのみことばは、私の足のともしび 私の道の光です。
ヨハネの福音書 16章13節
13しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。御霊は自分から語るのではなく、聞いたことをすべて語り、これから起こることをあなたがに伝えてくださいます。
創世記 1章31節
31 神はご自分が造ったすべてのものを見られた。見よ、それは非常に良かった。夕があり、朝があった。第六日。
コロサイ人への手紙 3章16節
16 キリストの言葉が、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、忠告し合い、詩と賛美と霊の歌により、感謝を持って心から神に向かって歌いなさい。
https://my.clevelandclinic.org/health/body/vestibular-system
Kinlaw, D. (2002). This Day with the Master. The Francis Asbury Society.