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善い業

3 わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、4 あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。5 それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。6 あなたがたの中で善い業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。 7 わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。8わたしが、キリスト・イエスの愛の心で、あなたがた一同のことをどれほど思っているかは、神が証ししてくださいます。 9 わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、10 本当に重要なことを見分けられるように。そして、キリストの日に備えて、清い者、とがめられるところのない者となり、11 イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。 (フィリピの信徒への手紙1:3-11新共同訳) この聖句は、使徒パウロのフィリピ信徒に向けた神への感謝と祈りの言葉です。彼はエペソの牢獄から共著者テモテと共にこの手紙を書いています。パウロは旅のパートナーであるシラスと共にフィリピにいた時に逮捕され、鞭打たれ、投獄されたにもかかわらず、フィリピの教会のことを深い喜びをもって覚えています。彼らのことを思い、何度も祈っています。 パウロは福音書の中で、彼らの協力に対して感謝を述べていますが、それは教会においてだけでなく、パウロの宣教活動も経済的に支えてくれました。 神の恵みは、フィリピの人々が知識と知恵を増し、キリスト・イエスに似た者となるよう豊富に与えられました。パウロは、神がかならずや教会を成長させるとともに、彼らの神の教えと知恵への見識も育ててくださると確信しています。 特にこの部分は、今月のブログの焦点となります。 6 あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。(フィリピの信徒への手紙1:6 新共同訳) この聖句を学びながら、私はキリスト・イエスが私たちへ与えてくださる豊かな恵みについて考えました。 イエスは御父と共にあるためにこの地上を去られたとき、私たちの内に良い業を続けるために、聖霊を遣わされました。 聖霊は、私たちが道に迷ったときに私たちを奮い立たせ、さらにイエス・キリストは私たちを裏切らず、罪を赦してくださいます。私たちが主とともに歩み、主の真理に従うことを学ぶとき、主は何度も何度も恵みを注いでくださいます。私たちの信仰が成熟するにつれて、私たちの人生はこれらの真理と共にあるようになります。 同じように、神は私たちの体が恒常性を保つために、体内に化学経路を造られました。体温、睡眠サイクル、食べ物の消化、血糖値などは、“フィードバック・ループ”という、これら体内化学経路の4つの例です。聖霊が私たちを霊的に正しい方向へ導くように、体内の化学経路が生み出す物質は、私たちの体を健康に保っているのです。体内化学経路のほとんどは“負のフィードバック・ループ”で、それは悪いという意味ではなく、化学経路の最終生成物がその経路を一時的にオフにしてしまう、ということです。 “負のフィードバック・ループ”については来月お話します。今月は“正のフィードバック・ループ”に焦点を当てます。 正のフィードバック・ループで生み出される最終生成物は、化学経路を止める訳ではなく、むしろ、化学経路をオンのままにしておき、最終結果を引き起こします。正のフィードバック・ループの一例として、止血が挙げられます。このメカニズムは、血管からの出血を止めます。下図を参照しながら、止血の説明を読んでください。 血管壁に破れや裂け目が生じると、血管は直ちに収縮して血流を減少させます。凝固因子と呼ばれる化学物質が放出され、血小板(紫色で表示)を傷口に引き寄せます。これが正のフィードバック・サイクルの始まりです。凝固が始まると、血小板も化学物質を放出し、さらにより多くの血小板を引き寄せます。血小板は互いにくっつき、血小板血栓を形成します。 凝固因子はまた、フィブリンと呼ばれる不溶性タンパク質の生成を促進します。 フィブリン(fibrin)はその名の通り、長い繊維状(fibrous)の鎖を形成しています。 フィブリンの塊(黄色で表示)は血栓を補強しますが、傷ついた血管壁が閉じて治ると、溶けていきます。血管壁の傷の程度は、傷の位置、大きさ、深さによって異なります。心臓から送り出される血液を運ぶ動脈からの出血は、心臓に戻る血液を運ぶ静脈からの出血より量は多いです。止血を担う正のフィードバック・ループは、血栓が形成されるまで繰り返されます。 正のフィードバック・ループのもう一つの例が、出産です。子宮収縮が始まると、脳下垂体が刺激され、オキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンは血流にのり子宮に運ばれ、子宮収縮の強さと頻度を増幅させます。赤ちゃんの頭が頸部を押すと、頸部から脳へ神経刺激が伝達されます。脳下垂体が刺激され、さらにオキシトシンが分泌されます。この正のフィードバックサイクルは、赤ちゃんが生まれ、後産が排出されるまで続きます。 私たちの体には正のフィードバック・ループが生まれつき備わっているように、慈悲深い神様は、私たちに聖霊を送ってくださり、私たちが常に神様に近づけるよう、ループを起こし、それを維持してくれています。私たちがバランスを崩したとき、あるいは自分の精神が貧弱になったと感じるときにも、神の恵みは十分にあることを思い出してください。神は私たちの心を知っておられ、私たちを見ておられ、私たちを知っておられ、私たちを愛しておられます。導き支えてくださる神の霊に頼るとき、自分で「コントロール」する必要はないのです。聖霊様、神聖なる癒しをありがとうございます。

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心の再生 – その2

2 この世と調子を合わせてはいけません。むしろ心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。(ローマ人への手紙12:2新改訳2017 ) パウロは新しい信者に、もう周りの文化に合わせないよう助言しています。心を新たにすることで、生まれ変わるよう強く勧めているのです。キリストによって新しくされた心によって、信者の思考、ふるまい、行動、動機は清くなります。古い考えを捨て、聖霊に心を開くことによって、何が良いことで、神に受け入れられることかを見分けるようになり、非難をせず、無条件に他人を愛し、自分より彼らに尽くすことができるようになります。 先月のブログは心の再生についてでした。そこで人間の脳は頭部への外傷や脳卒中の後、驚くべき方法で治癒することを学びました。神経可塑性というプロセスを通じて、脳は自ら修復することができるのです。傷ついた神経細胞は胚の状態に戻り、新しい樹状突起と軸索を再生し、新しい結合を作ります。そして適切な条件のもとであれば、損傷した脳の領域で失った機能を回復するのです。 患者さんの中には、話し方や書き方、歌い方、日常生活での動作などを学び直すことができる人もいます。 今月は、身体的ではなく精神的なダメージを受けたときに起こる、心の再生について書きます。15年ほど前、私は本当につらい経験をしました。「私の人生はカントリー・ウエスタン・ソングのようだ。結婚生活も、家も、母も、2匹の犬も失った!」と自分の状況を冗談めかして笑ったものです。でも、心の奥底ではすごく傷つき、眠ることもできませんでした。自分を哀れみ、自分を哀れむことにに怒りを覚えるという、途切れることのないサイクルに陥りました。これには、終わりが見えませんでした。 こんなことを言われたことはないでしょうか?「大切なのは、自分に何が起こるかではなく、自分に起こったことにどう反応するかだ。」と。えぇ、誰かが私にそう言ったのですが、私には全く聞く必要のないものでした!ネガティブな思考が自分をダメにしていることは分かっていました。でも、どうすればそれを取り除けるか分からなかったのです。クリスチャンとして後ろめたくもあり、離婚の際に私を傷つけた人たちを赦したいと思っていました。でも自分一人の力ではどうしてもできなかったのです。 ある晩、リカバリー・クラス(つらい経験から立ち直ろうとする人の為のクラス)で、先生は使徒パウロの「エフェソの信徒への手紙」の中からこの聖句を紹介してくれました。 18 また、あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、19 人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。20わたしたちの内に働く御力によって、私たちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に。(エフェソの信徒への手紙3: 18-20新共同訳) これだ! 私は心の中で叫びました。自分の力ではこの人たちを赦すことはできないが、神の力があれば赦すことができる。私は自分を傷つけた人たちを赦すことにしました。そして、再び嫌な考えが私の心に入り込もうとしたとき、私は神の名の力によってそれを強く否定したのです。ネガティブ思考に襲われることなく一晩ぐっすり眠れ、目覚めた最初の朝のことを覚えています。まるで生まれ変わったような気分でした。 17 だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。(コリント人への手紙二 5:17 新共同訳) このことで、神の言葉を学び、イエスが荒野でサタンの誘惑を受けた時、まさにそうしたように、その言葉を活用したいと熱望するようになりました。イエスは荒野で40日間断食していたので、空腹でした。 3 その時、悪魔がたくみに誘いかけました。「もしあなたが神の子なら,ここに転がっている石をパンに変えてみたらどうだ。」4 しかしイエスは、お答えになりました。「人はただパンだけで生きるのではない」と聖書に書いてあるではないか。 この誘惑とそれに続く二つの誘惑に対して、イエスは躊躇しませんでした。じっくり考えたり、サタンが言ったことを内面化したりする時間はなかったのです。イエスはすぐに聖書でサタンに答えました。その結果、どうなったでしょうか。 13 あの手この手の誘惑のかぎりを尽くすと、悪魔は一時、イエスから離れていきました。(ルカの福音書4: 1-13 JCB)  悪魔は「一時」イエスから離れたのです。ここに注目してください。 8最大の敵である悪魔の攻撃に備えて、警戒しなさい。悪魔は、飢えてほえたけるライオンのように、引き裂くべき獲物を求めてうろつき回っているのです。(ペテロの手紙一5:8 JCB) 使徒パウロのローマのキリスト者へのメッセージに戻ると、彼は、心を新たにすることによって、新しく生まれ変わるようにと強く勧めています。では、どのようにして心が再生され、新しい心が作られるのでしょうか? それは、今までの考え方を捨てるということなのです。言い換えれば、心ない言葉、トラウマ、拒絶、肉体的・精神的虐待、または別の自分を捕えて離さない嫌な思いなどを、考えないようにするのです。 しかし、そう簡単にはいかないことは、誰もが知っています。ネガティブな考えが、壊れたレコードのように、何度も何度も心の中で再生されることがあります。 長い間うそと気づかず受け入れていた為に、ついにはそれを真実だと信じてしまう人もいます。過去の経験から、それが正常な捉え方だと思ってしまう人もいます。 情緒不安は、心の傷に対する正常な反応ですが、しかし乗り越えることができます。あなたの心にあるやっかいな思いを取り去るには、継続的なプロセスが必要となります。聖書を学び、それを内面化すればするほど、聖霊の力によって、嘘や否定的な考えを打ち負かすことができるようになるのです。 12 神の言葉は生きていて、力があります。それは鋭い刃のように切れ味がよく、心の奥深くに潜んでいる思いや欲望にまでメスを入れ、私たちの赤裸々な姿をさらけ出します。(ヘブル人への手紙4: 12 JCB). 先月は、神様が私たちの脳を、異なる領域にそれぞれ別の機能を持たせて創られたことを学びました。脳の奥にある後頭葉は、視覚を司ります。脳の前面にある前頭葉は、思考や理性を司る、というふうにです。 私たちは、思考、視覚、聴覚、嗅覚、味覚が脳のどこで処理され、短期記憶と長期記憶がどこに保存されるかをコントロールすることができません。しかし、目、耳、鼻、指先、口を通して何を心に取り入れ、そして記憶として定着させるのかをコントロールすることはできます。そしてまた、どんな映画を見るか、どんな音楽を聴くか、どんな人と付き合うか、ドーナツを何個食べるかなどの選択は、ただ自分次第というわけではないのです。あなたが神にそれらを委ねるとき、聖霊が今までの間違った考えを打ち破ってくださるのです。 「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。」(箴言4: 23 新改訳2017)  先に述べたように、心に張り付いた嫌な思いを克服するのは一朝一夕にできることではありません。このような困難な戦いに勝利したいならば、聖典と聖霊の助けを借りることが不可欠なのです。イエスについて聞いたことがあるのと、個人的にイエスを信じているのとでは違います。聖句を読んだり知っていたりするのと,それを自分の心の中に持ち続けるのとでは違います。嘘を瞬時に見抜き,すぐに真理で対抗することです。わたしの好きな聖句を3つ紹介します。 7 神は私たちに、臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊を与えてくださいました。(テモテへの手紙第二1:7新改訳2017) 8 最後に、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて評判の良いことに、また、何か徳とされることや称賛に値することがあれば、そのようなことに心を留めなさい。(ピリピ人への手紙4:8 新改訳2017) 31 イエスは、ご自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「あなたがたは、わたしのことばにとどまるなら、本当にわたしの弟子です。32 あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」 (ヨハネの福音書8:31-32新改訳2017) あなたは自由になりたいですか?神はあなたに、奇跡的な脳を与えられました。脳は、物理的な損傷から回復し、実際に新しい経路を構築することができるのです。この新しい年において私の祈りは、神があなたの戦いを助けてくださるように、というものです。神様に、否定的な考えと戦うために用いる聖句(あるいは一言でも!)を示してくださるようお願いしてみてください。そして最後に、信頼できる人達を見つけることです。同じようにイエスを知ろうと頑張っている人たちに囲まれていれば、自分の意志を貫くことができます。あなたのために祈ってくれる信頼できる人が見つかれば、文字通り "more power… Continue reading 心の再生 – その2

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心を新たにすること

2 この世の人々の生活や考え方をまねてはいけません。むしろ、神に喜ばれることは何かを思いながら、なすこと考えることすべての面で生き生きとした、全く新しい人となりなさい。(ローマ人への手紙12:2 JCB) 使徒パウロは、ローマにいるユダヤ人と異邦人のクリスチャンに向けて手紙を書いています。 彼はこれまで何度も彼らを訪ねようとしましたが、叶いませんでした。彼の計画は、ローマを訪れ、福音を宣べ伝え、その後、引き続きスペインに福音を届けることです。クリスチャンたちは、ローマにあるいくつかの家の教会に集まっています。福音を聞き、イエスの教えに従って彼らの人生が大きく変わっても、街の環境は変わっていません。モーセの律法の儀式や生け贄、偶像崇拝の習慣の中で生活しているのです。 パウロは新しい信者に、もう周りの文化に合わせないよう助言しています。心を新たにすることで、生まれ変わるよう強く勧めているのです。キリストによって新しくされた心によって、信者の思考、ふるまい、行動、動機は清くなります。古い考えを捨て、聖霊に心を開くことによって、何が良いことで、神に受け入れられることかを見分けるようになり、非難はせず、無条件に他人を愛し、自分より彼らに尽くすことができるようになります。 パウロは単に比喩的表現を使っただけなのか、それとも本当に心を「新しく」することは可能なのでしょうか?かつて、脳のネットワークは加齢とともに固定化されると信じられていました。しかし、過去20年の膨大な研究により、脳は決して変化を止めることはなく、順応していることが明らかになりました。神は、人間を「変化しない脳」でお創りになったのではありません。脳には神経可塑性という、新しい経路を作り出して再編成する能力があるのです。神経可塑性(neuroplasticity)という言葉は、2つの語源からきています。“neuron”(この場合は脳の神経細胞)と“plastic”(可塑)です。可塑とは、物を形作ったり、部分的に変更することを意味します。 神経可塑性とは、私たちの人生経験や学習が、脳の神経経路をどのように変化させるかを説明するものです。新しいことを学んだり、新しい情報を記憶したりすると、脳内で長期にわたってその機能に変化が起こります。通常の脳の発達過程では、子供の脳が最初に感覚情報を処理し始めると、発達脳の可塑性及び学習と記憶の可塑性として知られるプロセスが始まります。 脳卒中や外傷後に脳が修復する時、損傷を受けたにもかかわらず、脳は最大限の機能を発揮できるように適応していくのです。損傷部位の周囲の脳細胞が、その機能と形状を変化させ、損傷した細胞の機能を受け継ぐことができるようになります。下の写真を見て、神経細胞の構造や配置が、神経可塑性によって脳の損傷を元に戻すことができるのか、想像力を働かせて考えてみてください。 体のすべての細胞は、血液によって運ばれる酸素と栄養を必要としています。脳に血液を供給する大動脈が閉塞または切断されると、細胞死が起こります。 患者には、損傷した部位が制御するもの:言語、平衡感覚、論理的思考、運動、等の損失や変化がおこります。右脳の損傷は左半身の筋肉制御に影響を与え、その逆も同様です。 脳が損傷を受けると、患者はしばしば昏睡状態に陥ります。医師が薬により昏睡状態を誘発することもあります。なぜでしょうか?昏睡状態にすることで、脳の電気的活動や代謝が低下し、脳が休息することができるのです。この状態にすることで、脳の腫れを抑え、さらなる損傷から脳を保護するのに役立ちます。 脳が十分に休息したと医師が判断した場合、医師は親族に、患者に話しかけるよう勧めます。患者の名前や過去の重要な出来事を話すことで、脳の長期的な記憶が保存される領域が目覚めるのです。患者のMRIを撮ると、言語理解や長期記憶に関わる脳の部位に光が現れます。血液中の酸素濃度が上昇し、脳のこれらの部位が使用されていることを示しているのです。 昏睡状態に陥っている時間、脳の損傷の度合いや部位、回復の時間経過は、患者ごとに異なります。また、理学療法からの刺激により、歩く、座る、立つ、横になるなどの簡単な運動動作や、ある種の動作から別の動作への切り替わるプロセスを学び直します。その後、文字を書く、食事をする、歯磨きや髪を整えるといった、より細かい動きに繋がっていきます。言語療法は、患者が、話し方と言われたことを理解できるように学び直すためのものです。治癒には、数ヶ月から数年かかることもあります。医療機関や家族の励ましが、結果に大きな違いをもたらします。 使徒パウロがピリピの信徒に宛てた手紙にある聖句を引用しておきます。パウロはエフェソの獄中でこの言葉を書きました。ダマスカスへ向かう道で、イエスとの会話の後改心したパウロ(使徒の働き9:1-22)は、心が新たになった人の分かりやすい例でしょう。クリスチャンを迫害する以前の人生から、福音を伝え、教会を建て、クリスチャンを励ますという新しい人生に変わったのです。パウロはこう言っています。20 私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私自身が生きているのではありません。キリストが、私のうちに生きておられるのです。私のためにご自身をささげてくださった神の御子を信じた結果、今、私のうちにほんとうのいのちが与えられています。(ガラテヤ人への手紙2:20JCB) 1あなたがたには、クリスチャンとして互いに励まし合う気持ちがありますか。私を助けたいと思うほどの愛がありますか。あなたがたは同じ御霊をともにいただいており、主にあって互いが兄弟であるということの、ほんとうの意味がわかっているでしょうか。やさしい心と思いやりが少しでもあるでしょうか。2もしそうなら、互いに愛し合い、心から打ち解け合い、思いと目的とを一つにして共に働き、私(パウロ)を心から喜ばせてください。3自己中心であったり、見栄を張ったりしてはいけません。謙遜になって、他の人を自分よりもすぐれた者と考えなさい。4自分のことばかりにとらわれるのではなく、他の人のことにも目を向けなさい。 (ピリピ人への手紙2:1-5 JCB) Photo 227313499 / Brain Neuron Microscope © Puntasit Choksawatdikorn | Dreamstime.com Illustration 106726571 / Brain © Fabio Iozzino | Dreamstime.com

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歌う喜び

8-12 その夜、町はずれの野原では、羊飼いが数人、羊の番をしていました。そこへ突然、天使が現れ、主の栄光があたり一面をさっと照らしたのです。これを見た羊飼いたちは恐ろしさのあまり震え上がりました。天使は言いました。「こわがることはありません。これまで聞いたこともない、すばらしい出来事を知らせてあげましょう。すべての人への喜びの知らせです。今夜、ダビデの町(ベツレヘム)で救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。布にくるまれ、飼葉おけに寝かされている幼子、それが目じるしです。」 13-14 するとたちまち、さらに大ぜいの天使たちが現れ、神をほめたたえました。 「天では、神に栄光があるように。地上では、平和が、神に喜ばれる人々にあるように。」 (ルカの福音書2:8-14 JCB) あなたの好きなクリスマスソングは何ですか? 私は、"Joy to the World "です。 私は幼い頃から、クリスマスイブの礼拝に参加するのが大好きでした。 教会に入ると、期待に満ちた空気が漂っています。礼拝の最後になってくると、礼拝堂の照明を落とすのが恒例となっています。 そして、「Joy to the World」を歌い始めたら、皆が、火のついたロウソクを列の隣の席の人に渡し、ロウソクに光をともします。何百本ものキャンドルの光で暗闇が破られる光景は、いつも私に畏敬の念を抱かせます。そして、曲の最後の歌詞のところで、点灯したキャンドルを掲げて賛美と礼拝をすると、暗闇はさらに突き破られるのです。歌が終わると、私たちはキャンドルを吹き消し、オルガンの "ハレルヤ・コーラス "を聴きながら礼拝堂を後にします。今でもその礼拝を終えて教会を出た後、私は圧倒的な喜びを感じています。 上記のルカの福音書の聖句では、天使の聖歌隊が神の賛美を歌っています。しかし、このような素晴らしい機会を与えられているのは、天使だけではないのです!神様は、私たちも歌うように創られました。はい、わかっています。 皆さんの中には、「えっと、私が歌おうとしているのを聞いたことがないでしょう!」と思って笑っている人もいるでしょう。なぜ私は歌えないのか?(少なくとも上手に歌えないのか?)と思っている人もいるでしょう。喉頭(一般的には発声器と呼ばれる)の構造を説明した後に、考えられる理由を説明します。 (喉頭の構造) 舌 (Tongue)   喉頭蓋 (Epiglottis)    声門上  (Supraglottis)     声帯(vocal cord)   声門(Glottis) 声門下(Subglottis)  喉頭(Larynx)    気管(Trachea)  喉頭は、喉頭蓋によって保護され、気管を通して肺からの空気の供給を受けるのに最適な位置にあります。人が飲み込むときには、喉頭蓋という柔軟な弁が気道を閉鎖し、食べ物などは食道を通って消化器官に入ります。 喉頭蓋はやわらかな軟骨で構成されており、柔軟ではありますが、喉頭蓋の構造は保っています。 声帯は喉頭内にあります。 声帯(vocal folds)         声門(Glottis)        軟骨 (Cartilage)         気管 (Traches)  偽声帯(False vocal folds)   咽頭蓋(Epiglottis) 声帯は、気管に付着する硝子軟骨と、声帯の開閉を可能にする柔軟な軟骨の両方で支えられています。 声帯が振動することで音が発生します。 男子が思春期になると、テストステロンが大量に分泌されるようになり、喉頭が成長します。少年と男性では、声が違うだけでなく首にも違いが見られます。喉頭が大きくなると、喉頭を囲んでいる甲状腺軟骨の前部が外側に突出する傾向があり、「アダムのリンゴ」と呼ばれる特徴が生まれます。喉の前にあるのがそれです。 もう一つの変化は、喉頭の大きさに合わせて声帯が太く、長くなることです。 声帯は輪ゴムのように喉頭に張られている細い筋肉です。ギターの弦を考えてみてください。 どの弦が低い音を出すでしょうか? 弦が太くなれば、ゆっくりと振動するので、太い弦ほど音が低くなります。… Continue reading 歌う喜び

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時間

1三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。2 イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。3 ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。4 イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」5 しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。(ヨハネによる福音書2:1-5 JCB)   仮庵の祭り 6 「今はまだ、その時ではありません。しかし、あなたたちはいつ行ってもいいのです。7 世間の人に憎まれるはずもありませんから。しかし、わたしは憎まれています。彼らの痛いところを突くからです。8 あなたたちだけで行きなさい。私は行く時がきたら行きますから。」(ヨハネによる福音書 7:6-8 JCB) 自分の死を弟子たちに予言するイエス 20 さて、過ぎ越しの祭りに加わろうとエルサレムに来ていた数人のギリシャ人が、21 ベツサイダ出身のピリポのところへ来て、「先生。ぜひともイエス様にお会いしたいのですが」と頼みこみました。22 ピリポはアンデレにそのことを話し、二人でお願いしようということになりました。23 イエスはお答えになりました。「いよいよ、わたしが天の栄光の座に帰る時が来ました。24 よく言っておきます。畑にまかれる一粒の麦のように、わたしも地に落ちて死ななければなりません。そうしなければ、いつまでたっても一人のまま、一粒の種のままです。しかし、死ねば多くの新しい実が生じ、新しいいのちが豊かに実を結ぶことになります。25この地上のいのちを愛するなら、結局はそれを失うだけです。しかし、地上のいのちに執着しなければ、代わりに永遠の栄光を受けるのです。26わたしの弟子になりたい者は、わたしについて来なさい。わたしに仕える者は、わたしのいる所にいなければならないのですから。わたしに従う者に、父は報いてくださるのです。(ヨハネによる福音書 12:20-26 JCB) 最後の晩餐 17 過越しの祭りの日、すなわち種無しパン(イースト菌を入れないで焼くパン)の祭りの最初の日に、弟子たちが来て、イエスに尋ねました。「先生。過越しの食事は、どこですればよろしいでしょうか。」18 「町に入って行くと、これこれの人に会います。その人に言いなさい。『私どもの先生が、「わたしの時が近づいた。お宅で弟子たちといっしょに過越しの食事をしたい」と言っております。』」 聖書のこれらの箇所を読んだとき、共通のテーマはなんだと思いましたか?「時」に気が付きましたか?時間?  それぞれの箇所で、イエスは信者たちに、自分は神と一体である、と思い出させています。地上にいる間に彼が行ったこと、言ったことは、神の御意志でした。イエスに最も近い弟子たちでさえ、イエスの復活が終わるまで、その意味を完全に理解してはいませんでした。イエスは、彼の人生は「小麦の穀粒」であり、それは神に栄光を帰しすことによってのみ価値を持つものであることを、常にみなに言い聞かせていました。 神は時空の外側に存在すると知ったときのことを覚えています。しかし、神は時間を創造されました。このブログは、私が教えるのに大好きな教科であった、解剖学と生理学の延長ですが、私はキャリアの初めは「地球と宇宙の科学」も教えていました。 ビッグバン理論は、天文学者が宇宙の始まりを説明する方法だと知りました。宇宙は一点として始まり、拡大、縮小、拡大して現在の大きさに成長したという考え方です。そしてそれはまだ膨張し続けてます!その一点、「時空特異点」は科学的証拠に基づいており、宇宙の膨張も同様です。しかし、ビッグバン理論は、宇宙がどのように、誰によって創造されたかについては述べていません。神は宇宙を無秩序にではなく、単一の点、時空特異点から、秩序正しく創造されました。神は太陽、地球、月を創造し、それらを意図的に配置して動かし、それらの相互作用が時間を決定するようにしました。 地球は23時間56分4.09053秒に1回その軸を中心に回転し、「24時間制」を生み出します。地球が自転しながら、365日6時間9分ごとに太陽の周りを回転します。これが、2月の月末(2月29日)の年に一日が加算される、4年ごとのうるう年の理由です。地球はその軸を中心に傾いており、季節を生じさせます。赤道またはその近くの場所では、年間を通じて気温の変化はほとんどありません。赤道から離れた北と南の地域では、地球が太陽に対して後方に倒れたり、前方に倒れたりするとき、気温が大きく変化します。そして最後に、地球はその太陽からの距離のお陰で、神が創造された生命が繁栄できる唯一の惑星なのです。                               11月の最初の日曜日に、アメリカのほとんどの地域でサマータイムが終わります。2021年11月7日日曜日午前2時に、その地域に住む人々の時間は1時間後戻りし、標準時間に戻ります。土曜日の夜の就寝前に、時計を1時間戻すのを忘れないように! 一日に1時間を追加すると、どのようにあなたに影響があるか気づきましたか?春に1時間を引くときは? 一日24時間制が邪魔されてしまうような長期的な状態は、ままあります。他のタイムゾーンへの頻繁な旅行、新生児の世話、2番目または3番目のシフトで働くことは、人に影響を与えることは理解できます。でも秋に1時間を足して、春に1時間を減らすだけですよね? ほとんどの携帯電話は自動的に新しいタイムゾーンに調整されますが、人間の体内時計の場合はそうではありません。たった1時間の変化でも、睡眠、気分、空腹感に悪影響を与え、感情的および身体的に乱すのです。どうしてこうなるのでしょう? 松果体は体内時計の鍵となり、「生物時計」として、身体の概日リズムを規則正しく保ちます。概日リズムは、毎日同じ時間に疲れを感じ、眠り、目覚めそして意識がはっきりさせる信号を含む、体の一日のリズムです。松果体はまた、睡眠覚醒サイクル、ホルモン分泌、血圧、さらには代謝など、とても必要で重要な生物学的機能を調節します。 松果体の主な機能は、周囲の状況から明暗周期に関する情報を受け取って伝達し、その結果、夜(暗期)に周期的にメラトニンを生成し分泌することです。 体が一日を通して太陽にさらされると、メラトニンの分泌が低下します。そして、夜になると、メラトニンの分泌が再び増加します。メラトニンは、概日リズムと言われる、体の通常の睡眠周期を維持するのに役立ちます。これは、私たち全員が持っている一日24時間稼働している内部時計です。 1時間の睡眠の減少または増加の悪影響を減らすため、いくつかの方策があります。 一つは、時間が変わる前に睡眠/覚醒周期を徐々に合わせていくことです。時間変更後は、新しいスケジュールを維持してください。午後にもっとカフェインを取って調整したいと思うかもしれませんが、もっと良い解決策は、遅い時間に短い昼寝をすることです。 健康的な食事(タンパク質を増やし、炭水化物を減らす)をとることを忘れずに、食事時間を同じに保つこともいいことです。研究者たちはまた、暗い月日には、もっと光を得る方法を見つけることを提案しています。暖かくて日当たりの良いところへ旅行する人もいれば、メラトニンサプリメントを服用したり、特殊なランプの下にしばらく座ったりする人もいます。 神は宇宙を創造し、神は時間を創造し、そして神は私たちの体のリズムを創造しました。理解するのは大変ですよね?それは神からイザヤへの言葉を思い出します。「わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり、わたしの道はあなたちの道と異なると主は言われる。」(イザヤ書55:8 新共同訳) しかし、前に説明したように、混沌の中からは、何も生み出されなかったのです。私たちが暗闇の中で眠り、朝の光の中で目を覚ますように設計されていることでさえ、美しさと秩序があります。 時間の変化にどのように適応するかを考えながら、日々神と過ごす時間の新たなリズムを維持・確率することを考えてみてはどうでしょうか。イエスは自分自身の限られた時間 — それをどのように使うべきか、いつ物事が起こるべきかをよく理解していました。季節の移り変わりとともに外の世界が暗くなっていくとき、あなたの心の中に神の光が生き続けられるように神にお願いしましょう。 12そのあとで、イエスは人々にお話になりました。「わたしは世の光です。わたしに従ってくれば、暗闇でつまずくことはありません。いのちの光が、あなたがたの進む道を明るく照らすからです。」(ヨハネの福音書8:12 JCB) Illustration 188651753 © Viktoriia Kasyanyuk | Dreamstime.com Illustration 184356455 / Biological Clock © Elenabsl | Dreamstime.com

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忍耐

12章 1このように、数えきれないほどの多くの証人たちが、競技場の観覧席で私たちを見つめているのです。だから、うしろへ引き戻そうとする力や、まとわりつく罪をふり捨てて、神の用意された競争を忍耐をもって走り抜こうではありませんか。2 あなたがたの信仰の指導者であり教師であるイエスから、目を離さないようにしなさい。イエスは後にある喜びを知って、恥辱をものともせず十字架にかかられました。そして今は、神の王座の右に座しておられるのです。3 罪人たちの恐ろしい反抗を忍ばれたイエスのことを、いつも思っていなさい。あなたがたが気力を失い、弱り果てることがないためです。(ヘブル人への手紙12:1-3 JCB) この箇所で著者は、初期のヘブライ人キリスト教徒に向けて語っています。 モーセ、アブラハム、サラ、イサク、ヤコブ、ヨセフなど、この前の11章で登場する信仰の英雄たちを思い出すように勧めています。 著者は、先人の信仰の英雄たちが、今、ヘブライ人たちを諭し、信仰をあきらめないように励ましていることを、比喩を用いて表現しています。 信仰の英雄たちは、競技中のスポーツ選手を応援するスタンドの観客のようなものです。 著者は、初期のヘブライ人クリスチャンに、イエスがどのように苦しみ、十字架に耐え、今は父の右に座っておられるかを思い起こしながら、イエスに目を向けるように勧めています。この比喩は、自分を思いとどまらせようとするすべてのものを捨て、イエスから自分を引き離す罪を避けるように促しています。成功したスポーツ選手は、どうすれば勝てるかのみ考えています。彼らの自信の源は、コーチから学んだ戦略にあります。 "hitting the wall "というフレーズを聞いたことがありますか? マラソンなどの激しい運動の最中に、このような経験をしたことがあるかもしれません。体力の低下、めまい、頭痛、目のかすみなどの症状が出てきます。 このような症状が出る原因は何でしょうか? 激しい運動には多くの糖質エネルギーが必要なので、これは糖質エネルギーの枯渇が原因です。 糖質エネルギーは、炭水化物を多く含む食品を体内で消化する際に生成されます。 食べ物に含まれる炭水化物には、複合型と単純型の2種類があります。パスタ、米、ジャガイモ、パンなどが複合炭水化物の例です。単純炭水化物は、みかんやりんご、スポーツドリンクなどに含まれています。 スポーツ選手は、競技前に複合炭水化物を食べてエネルギーを蓄えます。 競技中は「壁にぶつかる」のを防ぐためにスポーツドリンクを飲むことが多いです。 激しい競技のための適切な訓練には、適切な食事だけでなく、適切な運動、さらには適切な心構えも含まれます。訓練は体全体に作用し、最終的には、肉体的にも精神的にも、そして情緒的にもマラソンに対応できるランナーに生まれ変わることができます。 マラソンは誰しもに当てはまらないかもしれませんが、何か身体を動かす活動においてギアを上げて頑張るということは、私たち誰しもに当てはまると思います。例えば、土曜日の朝5時に犬の散歩をすることかもしれませんし、地元のジムの水中エアロビクスのクラスや、散歩グループに参加したりすることです。研究によると、運動のつらさを克服するための最良の方法は、気をそらすことです。何か些細な事、例えば、レース中にちらっと朝日を見たり、楽しい音楽を聴いたり、観客の声援を聞いたりすることで、アスリートの脳が集中力を失うことなく、苦しさを忘れるのに十分な気晴らしになります。 私たちはイエスに従う者として、イエスと共に歩みながらも時に、疑念、失望、犠牲などの痛みを経験することがあります。主が「自分の十字架を背負いなさい」と言われたとき、主に向かって「本当にそうしなければならないのか」と問いかけたくなることがあります。困難や落胆の瞬間、私たちはお互いにポジティブな気晴らしを提供しあうことで、集中力を失わずに痛みに耐えることができます。目線を上に上げてイエス様を見ることを忘れないようにすることもできます。 励ましの讃美歌や主をたたえる歌、特別な意味を持つ聖書の一節を分かち合うことができます。交流や祈りを通して、お互いに励まし合うことができます。私たちは、忠実な友人の親切な心遣いや励ましによって、新たな力を得たことが何度あったでしょうか。 こうした気晴らしに加えて、科学者たちは、前向きに自分に語り掛けることや良いイメージを思い浮かべることは、アスリートが "壁にぶつかる "のを防ぐのに役立つと結論づけています。アスリートは、出来事が起こる前に困難を克服した自分の姿を思い浮かべることができれば、その瞬間にそれを実行できる可能性が高くなります。野球を見ていると、このような現象をよく目にします。カメラがマウンド上のピッチャーにズームインすると、ピッチャーが独り言を言っているのがよくわかります。愚かに見えるかもしれませんが、何百万ドルもの給料をもらっているのですから、自分が成功するためには何でもしますよね。 クリスチャンである私たちも、自分自身に真実を語りかけ、主が私たちの苦悩に同伴してくださる姿を思い浮かべることで、同じことができるのです。詩篇では、賛美すること、思い出すことを繰り返し勧めています。現在の状況が絶望的であるならば、主が過去に行ったことを賛美しましょう。あなたの人生の様々な場面での主の誠実さを思い出してください。信仰の英雄たちにも、欠点や困難があったことを思い出してください。 そして何よりも、あなたに寄り添ってくれる大祭司イエスがいることを思い出すのです。(ヘブル人への手紙4:15)もし自分がピッチャーマウンドで孤独を感じたら、ヨハネの福音書14章18節にあるイエスの美しい約束を思い出してください。「わたしはあなたがたを孤児のように置き去りにしたりすることなどありません。かならずあなたがたのところに帰ってきます。」 (ヨハネの福音書14:18 JCB)目を凝らして、キリストがあなたに会いに来ている姿を思い浮かべてください。キリストは、あなたの軛(くびき)を分かち合い、あなたが十字架を背負うのを助け、あなたがゴールするのを応援してくれるお方なのです! Photo 85720209 / Marathon © Wavebreakmedia Ltd | Dreamstime.com Photo 128967159 / Marathon © blurf | Dreamstime.comexhausted

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休息

28 「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。29 わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛(くびき)を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。30 わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」 (マタイ11:28-30 新共同訳) yoke 軛(くびき)―牛につける横木 少し目を閉じて、イエスの周りに集まっている人々の中に自分がいると想像してみてください。 人々はイエスの招きを聞いて、何を考えているのでしょうか? このイエスは、私に来てほしいと言っているのだろうか?イエスの招待はすべての人に向けられているように見えるが、私はこの群衆の中の一人にすぎない。イエスは本当に私に会いたいのだろうか? 私は律法を守ろうと努めています。 しかし、しばしば疲れてしまうのは、頑張っているからだけではなく、自分の力ではどうにもならないことをがあるのを知っているからです。 主に学べば違うのでしょうか? イエスが言う、「彼のくびきを負いなさい」、とはどういう意味なのでしょうか? イエスは、私をイエスとの個人的な関係に招いておられるのでしょうか? 若い牛が畑で年配の牛から学ぶように、私も彼から学ぶのでしょうか?彼が私の荷を分かち合うことによって、私の重荷が軽くなるのを感じるのでしょうか? イエスは私に何を求めているのでしょうか? 私に彼の布教のパートナーになることを求めているのでしょうか? イエスは、彼のくびきは容易であり、私はイエスから学ぶだろうと言われます。人にくびきをかけることは、律法に縛られることとは違うのでしょうか? 私は本当に休息を得ることができるのでしょうか? このイエスという人は、自分を何者だと思っているのでしょうか?私は、彼が神の息子であるかのように、神に祈るのを聞いたばかりです。そして、自分には、神から私を教えるすべての権威を与えられていると言いました。そんなことがあるでしょうか? 私は司祭になるために、一生懸命に勉強し、律法を覚え、儀式を行い、規則を守って過ごしてきました。これ以上何を学ぶ必要があるのでしょうか? さあ、目を開けてこの聖句を読み返してみてください。 この言葉はあなたに何を語りかけていますか? あなたは、自分自身や他人からの実現不可能な期待を背負っていませんか? あなたは教会の"仕事 "をすべて担っていませんか?教会のキャンプで食事を作ったり、日曜学校で教えたり、聖歌隊で歌ったりしていませんか? 生活が忙しすぎて、聖書を読んだり、祈ったりする静かな時間がないのでは? あなたは神に認めてもらおうとして、神を喜ばせようと無駄な努力をしていませんか? 自分はまだ足りないと感じることがありますか?パフォーマンスの罠(神様に祝福されるためには、ある水準を保ち続けなくてはならないと思い詰めること)に陥っていませんか? 子供のころ、エリー湖から2キロ離れたところに住んでいましたが、母はよく私たちをビーチに連れて行ってくれました。 母はクーラーにピーナッツバターとゼリーのサンドイッチ、セロリとニンジンのスティックを詰めてくれました。 私たちは海から上がってランチを食べるのを嫌がるました。というのも、食べた後に海に戻るためには30分から60分待たなければならないからです。 待たなければ、疲れて足や腕が痙攣し、溺れてしまうかもしれません! 確かに、血液の一部は消化を助けるために腕や脚から胃へと流れます。 水泳をしていると、胃けいれんや筋肉けいれんを起こすことがありますが、溺れてしまうほどではありません。 常識的に考えて、重い食事をした後にプールに飛び込まない方が良いでしょう。 神は、人間の身体を危険から身を守るよう作られたように、その身体を休ませることができるようにもされました。それをコントロールしているのが、自律神経の副交感神経です。 食事に話を戻します。食べるときは、不安やストレス、混乱していない状態のほうが、快適で満足感を得られるでしょう。 皆さんは、急いで食事をしたことがありますか? 渋滞に巻き込まれた車の中で?テレビの前や映画館でホラー映画を見ているときは? 下の図を見てください。人はリラックスすると、呼吸数や心拍数が通常の安静時のペースに戻ります。唾液腺が刺激され、唾液が分泌されます。消化腺が刺激され、酵素、胆汁、酸が分泌されます。消化管を覆う筋肉に、波のような煽情運動が起き、食物を移動させます。 消化は、副交感神経からの制御に加えて、独自の腸管神経系によってもコントロールされています。 消化管には網目状に神経が張り巡らされており、通常は副交感神経と連動しています。 しかし、この2つの神経系が同調しないこともあります。不安やストレスを感じると、腸管神経が独立してき、消化を遅らせたり早めたりします。皆さんは、緊張から胃が落ち着かなかったり、また、お腹が音をたてたりしたことはありませんか?これらは、胃の筋肉が過剰に働いたときに起こる、ちょっとした症状です。しかし、腹部の大手術をすると、数日から数週間、消化活動が遅くなることがあります。たとえ外科医が細心の注意を払っていても、ほんの少し内臓に触れてしまい擦り傷がついてしまったら、腸管神経系は一時的に「眠りに落ちて」しまうのです。 そのため、退院前に正常に排便することが必要となるのです。 今月の聖句をもう一度読み、そして、イエスが差し伸べてくださる「休息」について考えてみましょう。コロナのパンデミックの間、あなたにとって「休息」とはどのようなものでしたか?アメリカでは、パンデミックは18か月目になりました。夏にビジネスが再開され、生活が普通に戻ったかに見えた後、あらゆる都市や州でデルタ株の増加により、新たなシャットダウンの波を経験しています。多くの人が終わりは見えていると思っていましたが、マスク着用、ズーム会議、オンライン授業は、いまだ日々の会話の一部となっている現実に直面しています。このパンデミックはあなたとあなたの国に、どのような影響を与えていますか?あなたとあなたの家族はどうですか?なにか大きな変化はありましたか? このブログの最初の写真で、雄牛たちは粗末なくびきに括り付けられています。一緒に動くには、くびきのせいで、一体感が得られないように見えるかもしれません。荷が重く見えますよね?イエスが言っている「くびき」は、むしろ、下の絵に見られるくびきかもしれません。身体によく合っていて、雄牛たちは同調し、負荷が均等に分散されているので、それぞれの重荷が軽くなっているように見えます。 パンデミックに関連するか否かにかかわらず、この1カ月間、様々な課題に直面することになりますが、自分がよくフィットしたくびきの下にいることを想像してみてください。自分の肩にしっかりとフィットし、重荷が軽く感じられます。そして、向こう側にいる人は、実際にほとんどの仕事をしていて、あなたは、その人がうまくやっていると信頼できるのです。だから、友よ、休みなさい、そして信頼しなさい。 Photo 167686636 / Oxen © Joshua Wanyama | Dreamstime.com Photo 68279781 / Oxen Yoke © Steve Callahan | Dreamstime.com Photo 25474169 © Alila07 | Dreamstime.com

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恐れ

4わたしが主に求めたとき、主はわたしに答え、すべての恐れからわたしを助け出された。 5 主を仰ぎ見て、光を得よ、そうすれば、あなたがたは、恥じて顔を赤くすることはない。 6 この苦しむ者が呼ばわったとき、主は聞いて、すべての悩みから救い出された。 7 主の使は主を恐れる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる(詩篇 34: 4-7 口語訳) この聖句では、「恐れ」という言葉がどのように使われているかを見てみましょう。 4節では、ヘブライ語の「恐れ」という言葉は、"怖がることが目的となる恐れ"、あるいは "人間が感じる恐怖 "と訳されています。この詩篇の作者であるダビデは、死ぬのではないかと恐れています。 彼は敵から逃げていて、主に叫んでいます。主はダビデの叫びを聞き、敵と恐怖から解放してくださいました。 7節では、この「恐れ」という言葉が、"主を恐れる者 "という意味で使われています。それは、主に対して畏敬の念を持つことであり、「怖がる」という意味ではありません。主は、神聖なるものを崇敬し、畏怖を持つ者を救います。 解剖学的に言うと、人間は恐怖に対し特定の反応をするように作られています。恐怖や危険を感じると、自分を守ろうとしたり、逃げようとしたりします。 この交感神経系に支配された反応は、一般的に「戦うか逃げるか反応」として知られています。 交感神経は自律神経系の1つです。 自律神経系は、その名が示すように不随意の生理的機能を自動的に制御します。不随意の生理的機能の例としては、心拍数、血圧、呼吸、消化などがあります。 人はこれらの機能を自ら活発にしたり、緩慢にしたりすることができますが、自律神経系はそれらを作動させて維持します。 例えば、心臓は拍動し、肺は呼吸し、胃は消化しますが、人は意識せずにそれらを制御しているのです。 交感神経系は、恐ろしいほど(また「恐」という言葉が出てきましたが)素晴らしくデザインされています。 下の図は、眼球、視床、視覚野、扁桃体、そして椎骨の中から出ている交感神経の連携を示しています。 AMYGDALA  偏桃体 Responsible for the …  感情、特に恐怖に対する反応と記憶をつかさどる Cerebrum 大脳 Corpus Callosum   脳梁 Thalamus    視床 Pituitary Gland  脳下垂体 Amygdala  偏桃体 Hippocampus  海馬 Brain Stem  脳幹 Cerebellum  小脳 RESPONSE TO THREAT   恐怖への反応 Amygdala   偏桃体 Visual thalamus… Continue reading 恐れ

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堅固な土台

賢く家を建てる人、愚かに建てる人 24 「それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。25雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。26また、わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができよ。27 雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家にうちつけると、倒れてしまう。そしてその倒れ方はひどいのである。" (マタイ7:24-27 口語訳) このたとえ話は、マタイ5章から始まる「山上の説教」の最後に登場します。この説教には、「山上の垂訓」(さんじょうのすいくん)や「主の祈り」など、イエスの教えとしてよく知られているものが含まれています。イエスは多くのトピックを取り上げ、自己や世俗的な営利に信頼を置く人々とは、クリスチャンはどのように異なるべきかを強調しています。 このたとえ話の中で、イエスは、家を建てるための土台の違いに例えて、ただイエスのことを知るだけでなく、イエスとその教えに従うことの重要性を説いています。福音書の中で、イエスは13回、"私に従いなさい "と言っています。 この言葉を用いて、ペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネを自分の弟子として呼ばれました。イエスに従った人たちは、イエスの言葉と行動の上に自分の土台を築きました。彼らは地上に富を築くことはせず、すべてを放棄し、イエスを自分の土台として選んだのです。この土台があったから、迫害を受けている間、死に至るまでも強く生きられたのです。 “風が吹いても、大雨が降っても”、彼らの信仰は揺るがなかったのです。 このたとえ話は、ルカの福音書6章20~49節にも記されています。 ここでは、このたとえ話に新たな側面を加える4つの言葉が登場します。賢く家を建てる人に例えて、イエスはこう話しました。 48それは、地を深く掘り、岩の上に土台をすえて家を建てる人に似ている。洪水が出て激流がその家に押し寄せてきても、それを揺り動かすことはできない。よく建ててあるからである。 (ルカによる福音書6:48口語訳) 私の友人の一人は、ここの聖句を教える際に、彼の父親が田舎の家の敷地に井戸を設置した時の話をします。 彼の家族はよく田舎にピクニックに行ったり、森を楽しんだりしていましたが、水を運搬しなければなりませんでした。 井戸を掘った日、掘削員が3回も手を止め、もっと深く掘ったほうがいいか、と彼の父親に聞きました。 時間と費用が更にかかることになっても、父親はいつも「はい」と答えていました。そして午後遅く、ついに井戸掘り職人は水に到達しました。 しかも、それは水たまりなんかではなく、常に新鮮な水の蒸気が湧き出ていたのです。一家の井戸が枯れることはありませんでした! ニューヨークの南からジョージアまでのアメリカ東部に住んでいる人なら、「ブルードX」と呼ばれる17年ゼミの甲高い鳴き声を聞いたことがあるかもしれません。そして、木の幹や下の枝葉、地面を見ると、そこはセミの抜け殻で覆われています。 セミは他の昆虫と同様に、成長すると脱皮して外骨格を脱ぎ捨てます。 セミの幼虫は、木や潅木の根から出る汁を吸って17年間過ごした地中から這い出てきます。木の上に這い上がり、最後の脱皮を行います。 幼虫は外骨格が固まるまで白いままです。これまでの脱皮は地中で行われていたため、これは最も危険にさらされる脱皮となります。  鳥やリスなど多くの動物が、この定期的に訪れるごちそうを楽しんでいます!生き残った成虫は交尾し、雌は受精卵を木の枝に埋めます。 6週間後、卵から孵化した幼虫は地面に落ち、2フィートほど地下に潜って木の根を食べ始めます。時計のような正確さで、17年ゼミ「ブルードX」は、2038年に出現します! 最後の脱皮で外骨格を脱ぎ捨てるセミの幼虫  木の枝に受精卵を置くセミの雌成虫   では、岩の上に建てられた家とセミは、人体とどのような関係があるのでしょうか? それはもちろん、人間の骨格です。人間は内骨格でできていて、体の成長に合わせて内部で成長していきます。 脱皮の必要はありません。 人間の体の土台となる内骨格は、206個の骨で構成されています。 様々な形、大きさ、厚さの骨が、それぞれの目的に合わせて作られています。下顎は、人間の頭蓋骨の中で最も大きな骨です。 馬蹄のように湾曲した形をしていて、下の歯を固定し、咀嚼できるように動かします。  MANDIBLE 下顎骨 Condylar process 関節突起 Coronoid process 鈎状突起 Submandibular fossa 顎下腺窩 Alveolar process 歯槽突起 Mental foramen オトガイ孔 Metal protuberance オトガイ隆起 Body… Continue reading 堅固な土台

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キリストのきよめの血

「13 儀式的に汚れている人に振りかけられた山羊や雄牛の血、雌牛の灰は、彼らを聖なるものとし、外見上は清くなります。 14 それでは、永遠の霊によって汚れのないご自分を神にささげられたキリストの血は、どれほど私たちの良心を死に至る行為から清め、私たちが生ける神に仕えることができるでしょうか。」 ヘブル人への手紙9:13-14 ヘブル人への手紙の著者は、当時の迫害されているユダヤ人クリスチャンに、旧約聖書の律法ではなく、キリストこそが神の究極の救いの計画であることを再確認させようとしています。たとえ落胆していても、神を喜ばせるために旧約聖書の時代に行われていた虚しい慣習や儀式を再び行うことは避けるように諭しています。  著者は、キリストの犠牲が旧約の動物の犠牲よりも優れているということを述べています。旧約時代の祭司は、民の罪のためだけでなく、自分の罪のためにも、絶えずいけにえをささげなければなりませんでした。しかし結局、動物の死は、人間の罪悪感を和らげ、旧約の律法を成就させる役割しか果たせませんでした。動物の血だけでは、人の内側(魂)に変革をもたらすことはできなかったのです。 それに対して、キリストの犠牲は完全で罪のないものでした。キリストの十字架の死は、すべての人の罪に対する永遠の贖いを約束しました。ヘブル人への手紙9章14節において、著者はキリストの犠牲の重要性を強調しています。"永遠の霊によって、傷のないご自分を神にささげられたキリストの血は、どれほど私たちの良心を死に至る行為から清め、生ける神に仕えることができるでしょうか!" キリストの犠牲にとって重要な“血”(血液)は、人体の機能としてもまた重要な役割を果たしています。「ホメオスタシス」とは、体内環境を非常に狭い範囲で一定に保つために働く体の機能を表す言葉です。基本的に、水や血液などの体液の濃度、量、化学的組成が正常な場合、変化することは人体にとって不健全なものです。体内のホメオスタシスを維持するために重要な役割を果たしている臓器の一つが腎臓です。 腎臓の中にあるネフロンは、血液中の老廃物や余分な物質を除去する過程で尿を生成する機能構造です。人間の腎臓には、1つの腎臓に約100万個のネフロンがあります。腎臓は、尿を生成し、体内の老廃物や過剰なミネラルイオン、過剰な水分を排出します。腎臓の主な機能は、体内の水の量を調節し、血液中のミネラルイオンの濃度を保つことです。また、老廃物を排出し、同時に有用な物質を取り入れています。                        ネフロンの解剖学 老廃物を含んだ血液がネフロンに入ると、半透膜の糸球体でろ過されます。この時、血液中の赤血球や大きなタンパク質は大きすぎてボーマン嚢へろ過されません。 一方、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどのイオンや、水、ブドウ糖、タンパク質の構成要素であるアミノ酸などは、十分小さいのでボーマン嚢へとろ過されていきます。 そしてこれらはろ液と呼ばれる混合物(原尿)となります。糸球体から出たろ液(原尿)は、次に尿細管に入ります。そこでは、ろ液(原尿)に含まれるグルコース、アミノ酸、ビタミンなどの重要な栄養素が血管内へ再吸収されます。これらの栄養素は血液に戻り、その後必要な場所に運ばれていきます。 ろ液(原尿)が尿細管のループ(U字型)を下り、また上ってくる間に、水分と塩分の濃度が調整され、健康的な血液量が維持されます。 尿細管のループは、それぞれ塩分や水分に対して透過性があり、適切な量の水分と塩分が血液に戻されるようになっています。 老廃物や過剰な水分と塩分は、尿となってネフロンから排出されます。尿は、複数のネフロンによって腎盂で合流する集合管に排出され、その後、尿管に入ります。この尿管は二つの腎臓にそれぞれあり、腎臓から出た尿を膀胱(体外に尿が排出されるまでの貯蔵場所)まで運ぶ働きをしています。 今回は、腎臓という素晴らしい臓器のほんの一部をご紹介しました。 ネフロンの糸球体は、血液が赤血球を失わないようにざる状にデザインされています。それだけではなく、腎臓内の細胞が血液中の酸素濃度の低下を感知すると、ホルモンを生成・放出して骨髄に移動させ、新しい赤血球の生成を促す、という優れた機能も備わっています。 また、毛細血管が尿細管の周りを取り巻いているため、水分と塩分の交換がスムーズに行われます。だから、腎臓から出て体内循環に戻る血液の濃度が薄すぎず、濃すぎず、ちょうど良い状態になっているのです! 血液は、このような複雑なプロセスを通って、不純物のないきれいな状態を常に保ち続けているのです。そして、私たちに贈られた神からのギフト(イエスの十字架の血)も、このように汚れのないきよめられた心を常に保ち続けてくださっているのです!キリストの十字架上の犠牲は、単なる(外面的な)愛の表現ではありません。私たちのために流されたキリストの血によって、私たちは深く永続的な(内面的な)変化を経験できるのです。ホメオスタシス(恒常性維持機能)は、私たちの体の中で良いものをバランスよく保ち、悪いものを排除する機能ですが、ヘブル人への手紙の著者は、私たちの霊的な歩みにおいてもホメオスタシスのような働きを常に持ち続けていくことを勧めています。 血液は、腎臓の働きによって徹底的に不純物がとりのぞかれていますが、感謝なことに、私たちには、神と人生を歩む時に問題となる不純なものや有害なものを取り除くために、神の恵みが与えられています。テトスへの手紙2章14節には、「私たちの偉大な神であり、救い主であるイエス・キリストは、私たちをすべての不法からあがない出し、善いことを熱心に行う選びの民をご自分のものとしてきよめるため、私たちのためにご自分をささげられたのです。」と書かれています。 あなたは今、良心の呵責に耐えながら生きていたり、どうしても自分を取り戻すことができずに落胆していたりするでしょうか。「赦されること」や「きよめられること」は、自分の意志でできる範囲を超えて働かれます。あなたの体のことは、腎臓に任せましょう。そしてあなたの心のことは、神様に任せていきましょう。 神様はあなたをゆるしてくださいます。 神様はあなたの心のけがれを取り除いてくださいます。 神様はあなたを癒してくださいます。 そしてあなたが神様を求め続ければ、神様はあなたをきよめてくださいます! https://pbs.twimg.com/media/Bdn5jgjCEAAvM5R.png:large